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ぼ、ぼ、ぼくらは中年探偵団。

国内法の整備がなされないままのハーグ条約批准に反対します。

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Worldwide candlelight vigil event held in Japan

世界中で子どもに会えないお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんが世界のどこかにいる子どもたちへの愛を伝えるために、ろうそくの光をともしましょう、この光が会えない子供たちに届きますように・・

クリスマスは子どもに会えない私達にとってつらい時期です。クリスマスちょうど1週間前にキャンドルライトヴィジルを行いました。下の動画はイランの衛星英語放送で使われたものです。




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連れ去られた子どもたちを探して

日本在住のアメリカ人監督、デビッド・ハーン氏が制作中のドキュメンタリー映画の予告編です。映画のHP  動画の冒頭に出てくるのがウッド氏です。




動画に出てくる二番目の父親S氏は3年前から息子の所在地がわからないまま、離婚裁判を続けてきました。離婚成立していないので法的に親権者であるのに、裁判所も役所も実の息子の居場所を教えてはくれないのです。動いたのは同じような経験を持つ日本人のM氏でした。情報開示を求めて役所のいろいろな窓口を訪ねましたが、すべてダメでした。妻からの虚偽のDV申し立てを受け付けた警察署にも行きましたが、それが事実ではないとの訴えは受け付けられないのです。そして受け付けたという署長のハンコ付きの書類を役所に持っていけば住民票が非開示になり、それを開示させる方法はないという全くもって理不尽な状況でした。

所在がやっとわかったのは9月末、なんと息子さんが通っている中学はS氏の住居のごく近くだったそうです。(経緯は省略しますが官公庁からの情報でわかったのではありません。M氏の努力によるものです)中学校の門の前で、3年ぶりの父子の再会は実現しました。

相手方の弁護士からは、このことをとがめる文書が送られてきたそうです。とがめられるべきはどちらなのでしょう。父親と息子が会うという当たり前のことを妨害し続ける弁護士、裁判所、役所とはいったいなんなのでしょう??

同じ状況は日本国内で日本人同士の離婚の場合でも起きています。というか、日本国内で「子どもを連れて実家へ帰る」(そのまま離婚になって親権を取り子どもを片親に会わせない)ことが認められているので、国際結婚が破綻した場合でもそうなってしまうのです。外国人親からは「日本の恥」と言われますが・・外圧の前に日本人同士で「改革」できなかったことを悔しく思います。

10/14のBBC ニュース




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ケヴィン・ブラウンさんの手紙

In an article in the Japan Times the Japanese Supreme Court ruled to give Japanese citizenship to children of a Philippine woman and a Japanese man. The children were born out of wedlock and were not recognized as Japanese since the couple was not married. The quote in the paper (from the Supreme Court judge) is as follows: “It is a great discrimination to deny nationality to these children based on the fact that their parents are not married. Such conditions can not be controlled by the children”.
My son is being used as a pawn by his angry and bitter mother. His human rights are being violated. He is being denied access to me. His mother has taken him to Kumamoto about 1000 kilometer from where we were living. She did not tell me about this move and for 6 months I had no idea where my son was and I had no contact with him during that time. It is not my son’s fault this is happening. These conditions are beyond his control yet he and I are being punished. We need someone to stand up for us so we can be heard. We need the Diet members to act now. The well-being and lives of so many children are in your hands.

My wife and I have been separated for almost 2 years now. We have tried to settle things out of court but our ideas on how often I can see my son are very different. She refuses to let me see him more than once a month. I would have moved to Kumamoto (to be closer to my son) a long time ago but my wife has told me in emails that she will move to Hokkaido or another country if I move close to where my son is living. I need the help of the Diet members. Please give this matter the quick attention that it deserves.

Sincerely, Kevin Brown

拝啓 
ジャパンタイムズの記事に日本の最高裁判所が日本人の父親とフィリピン人の母親の子どもたちに日本の国籍を認めたとありました。 両親が事実婚である子どもたちは日本の国籍を認められていませんでした。記事から(最高裁裁判官の言葉)引用すると、「親が婚姻していないという事実で国籍を否定することは余りある差別である。子どもたちにとっては、自らの意思や努力によっては変えることができない事柄である。」
私の息子は、怒りにまかせ、非情な行動をとる母親に手先として使われています。彼の人権は蹂躙されているのです。息子は私と接近することを禁じられています。母親は息子を住んでいたところから1000キロも離れたところに連れ去りました。彼女はこの転居について何も私に告げず、6ヶ月間も私は息子がどこにいるか知ることも出来ず、連絡を取ることも出来ませんでした。
こうなっているのは息子のせいではありません。息子の意思や努力によっては変えることが出来ない事柄であるのに、彼と私は責めを負わされているのです。私たちの叫びを聞いてもらうために、私たちのために立ち上がってくれる人が必要なのです。私たちは国会議員の皆様に、今すぐに行動していただきたいのです。本当に多くの子どもたちの福祉と生活が守られるかは皆様にゆだねられているのです。
私の妻と私は別居してから約2年になります。私たちは裁判なしで解決しようとしましたが、 私が子どもと会う回数についての意見が大きく食い違っています。彼女は一ヶ月に一度以上会うことを拒絶します。私は熊本(息子の近く)に引っ越すつもりでしたが、元妻はメールで、もし私が息子の住む近くに引っ越すようなことがあるなら、自分は北海道かどこか外国にでも移ると言うのです。私には国会議員の皆様の助けが必要なのです。どうかご考慮ください。

敬具 
2009年1月16日
ケヴィン・ブラウン


フランス大使館での勉強会 2008年12月5日

 フランス大使館での勉強会報告書 2008年12月5日

「ハーグ条約と日本の離婚制度の問題点」

参加:フランス、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、スイス、ス
ウェーデン、スペイン、メキシコ、チェコ大使館


1、自己紹介
2、同志社大学法科大学院、コリン・ジョーンズ教授(ニューヨーク州弁護士)基調講演
3、親子ネットの紹介
4、ペアレンティング協会の紹介
5、質疑応答

<各大使館の日本への子の連れ去り事件数>
フランスー25、スイスー1、イタリアー3、スペインー2、イギリスー43、アメ
リカー40、スウェーデンー過去に1(現在解決。詳しくは毎日新聞http://mainichi.jp/select/world/news/20081025ddm007070149000c.html


1、<司会> ビル・クリストファーアメリカ大使館領事
子と引き離されている親のグループが非公式に情報交換する。7月から、アメリカ
、カナダにEUが参加し、日本にハーグ条約批准を呼びかけている。

2、コリン・ジョーンズ教授講演 
2010年までに日本政府はハーグ条約に批准すると初めて発言。
外国人親にとって日本での裁判での障害?費用?言葉?文化(日本は儒教の国、文化の違いを切り札にされる)


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仏『ル・モンド』記事 

2008年7月29日付『ル・モンド』記事 
  
          共同監護が戦いとなる日本

東京特派員


「2年前、私が仕事に行っている間に、妻は1歳9ヶ月になる私たちの息子を連れて家を出ていきました。一番最近私が息子に会ったのは1月で、1時間だけでした。」この匿名希望の日本人男性と同じように、毎年16万6千人ほどの日本人および外国人の親たちが、別居後自分たちの子供に会う権利を奪われている。それには理由がある。司法の場が、いまだ明治時代から引き継がれた家族構成原理を前提に機能していて、そこでは面接交渉権も共同親権も認められず、また一方の親による子供の奪取も犯罪とはみなされていない。

「日本における現行の法律の状況では、先に子供を連れ去った親のほうが監護権を得るのです」と京都産業大学講師のリシャール・デルリュー氏は日本の親権に関する報告の中で語っている。彼自身子供を奪われ、現在SOS Parents Japan会長を務める。「裁判所は誘拐行為を黙認している」と彼は付け加える。「誘拐した親は子供を新しい住居に6ヶ月間住まわせてしまえば、もう一方の親に対して裁判の上で有利になり、それは監護権の獲得にとって決定的となるのです。」

こうしたやり口はあまりに一般化しており、時には配偶者間の枠をはみ出しても行われる。「私の妻は2年前にがんで亡くなりました」と回想するのはアメリカ人男性のポール・ウォング氏である。「それ以来、私の娘は亡妻の両親のところに住んでいます。私が娘を引き取ろうとすると、彼らは私を裁判所に訴えたのです。」裁判所は妻の両親の方に有利な判決をし、ウォング氏は親の権利を奪われてしまったのである。

時には母親のほうがこうした奪取の被害者になることもある。アエコ・マサコさんは、自分の元夫と13歳の息子がどこに住んでいるか知らない。その二人は、家族が住んでいたカナダの裁判所で共同監護つきの離婚が決められた後に日本に戻ってしまった。

しかしながら、全体の8割のケースにおいて、子供とのすべてのコンタクトを失うことになってしまうのは父親のほうである。スティーヴン・クリスティーのケースを見よう。彼はアメリカ人で、日本人妻と別居?離婚ではない―しているが、裁判所の外ではもう3年以来息子に会っていない。「わたしは東京家庭裁判所の一つの部屋で息子と一緒に1時間過ごすことができましたが、ずっとビデオカメラによる監視つきでした」と彼は語る。「わたしは質問することが許されませんでした。もし私が質問をしたならば、息子の方は答えないようにとの指令を受けているので、面会は中断させられてしまったでしょう。」

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Liberacion

フランスのジャックさんがフランスの引き離されている父親の団体SOSpapaから外務大臣クシュネルにおくった公開手紙がフランス紙、リベラシオンに掲載されたそうです。
2009年1月12日

Pères, divorcés et privés de leurs enfants
Japon. La législation de l’archipel favorise les mères. S’il y a séparation, l’époux n’a pas de droit de visite.

KAZO (préfecture de Saitama), envoyé spécial MICHEL TEMMAN



Liberacion

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Conference on Alienated Parents and Children After Divorce

The Oyako-Net (the Nationwide Network For Realizing
Visitation in Japan) will hold a conference at the Number
Two Members Office Building of the House of
Representatives (Shugiin Daini Kaikan.)


We invite lawyers,left-behind parents,Diet members and
professors.
Please come and contribute to the discussion on the
problems of Japan's
divorce system.



Japan is the only G7 country that fails to recognize joint
custody after divorce. Consequently, most children of the
190,000 known divorced couples are being alienated from
their non-custodial parent.

The number of conflicts between couples over custody has
been rapidly increasing, and in the worst case scenario,
the battle ends in murder.

We must establish a system to put our children first and
to maintain personal relationships between parents and
children after divorce.



Conference on Alienated Parents and Children After Divorce.

When: Tuesday, January 20, 2009 from 13:00 to 14:00.
Place: The First Conference Room, in the Second Members
Office Building of the House of Representatives. (Daiichi
Kaigishitsu in Shugiin Daini Giin Kaikan)


*Speech from left-behind parents
Kenichi Kinoshita- a father who has been unable to see his
children after 16 year of litigation.
Fumi Ueno- a mother who has been alienated from her son
for 11 years.


*Lecture
DR. Kazuyo Tanase, Psychologist/ Professor of Kobe Shinwa
Women's College.
"Differences of Divorce Systems between Japan and the U.S.A.)


markgreen
Organized by the Oyako-Net (The Nationwide Network For Realizing Visitation in Japan)

Contact: 042-573-4010 (Space F, Munakata)
090-4964-1080 (Ueno)
e-mail oyakonet2008@yahoo.co.jp

Little hope for Japan's forsaken fathers

シドニー・モーニング・ヘラルド 2008年12月20日
Denial of child abduction as a crime is hurting those left behind, writes Justin Norrie in Tokyo.

FOUR years ago George Obiso's former wife took his two young sons on a six-week holiday to Japan and never came back.

Mr Obiso, 42, still recalls anxiously watching the clock in his Gold Coast home as he waited for their mother, Sachi Shimada, to return them on the designated day.

"I waited and waited. I kept listening out for their voices at the door, but they never came. Sachi had no intention of ever bringing them back," says Mr Obiso, of Southport, who had split from his Japanese wife the previous year after she became depressed and withdrawn.

"Her family moved out of their Yokohama home, disconnected the phone and disappeared somewhere into Japan, so I couldn't find them or even talk to my sons.

"It's been four years. I've missed a large part of their childhood and I'm starting to doubt I'll ever see them again. It's been a horrible, horrible nightmare."

Even if he found Anthony, now 12, and Jorge jnr, 8, Mr Obiso would be unlikely to get much sympathy from Japan's family law courts. For almost 30 years, Japan has resisted pressure from other Group of Seven nations to sign the 1980 Hague Convention on the Civil Aspects of International Child Abduction; as such its judiciary does not recognise parental child abduction as a crime.

Mr Obiso is one of hundreds of "left-behind" parents from international marriages whose children have been abducted by a spouse who in effect enjoys immunity in Japan from prosecution by local authorities.

The Hague convention, which has been signed by every other developed country, requires the "prompt return of children who have been abducted from their country of habitual residence". Since it took effect, foreign parents have spent millions of dollars working their way through Japan's bureaucratic court system in an effort to see their children again and take them home. No court has ever ruled in their favour.

Many more Japanese parents have been affected. There is no tradition of dual access, so when parents separate, one gets custody while the other typically never sees the children again.

Colin Jones
Colin Jones, a professor at Doshisha University Law School in Kyoto, believes that Japan is essentially "a haven for parental child abduction". This is largely because Japanese courts are entrenched in a national bureaucracy whose goal is to ratify "the status quo, particularly in child custody and visitation cases, where courts have few, if any, powers to enforce change".

Because there is no substantive law defining the best interests of the child in cases of parental separation, ratifying the status quo invariably means deciding in favour of the parent who already has custody.

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The Guardian, UK

Family: Custody battle in Japan highlights loophole in child abduction cases· Girls taken from UK on pretext, claims father
· Courts 'habitually' side with Japanese parentsJustin McCurry in Tokyo

The Guardian, Monday 15 September 2008
Article history


Shane Clarke had no reason to be suspicious when his wife took their two children to Japan to see their ill grandmother in January.

The couple had married four years earlier after meeting online, and settled down with their daughters, aged three and one, in the west Midlands. Clarke, they agreed, would join his family in Japan in May for a holiday, and they would all return together.

Last week, however, he faced his wife and her lawyer in a Japanese courtroom, uncertain if he would ever see his children again. When his wife left the UK, Clarke now believes, she never had any intention of returning with him, or of letting her children see him.

"From the moment I met her at Narita airport I knew something was wrong," Clarke told the Guardian before a custody hearing in Mito, north of Tokyo. "I soon realised she'd played me like a grand piano. The whole thing had been orchestrated," he claims.

Clarke, a 38-year-old management consultant from West Bromwich, has gone to great lengths to win custody. The Crown Prosecution Service said his wife could be prosecuted in the UK under the 1984 child abduction act.

However, he can expect little sympathy from Japanese courts, which do not recognise parental child abduction as a crime and habitually rule in favour of the custodial - Japanese - parent.

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「ハーグ条約」日本も調印を 国際結婚の親権トラブル増 

「ハーグ条約」日本も調印を 国際結婚の親権トラブル増 
2008年4月20日

 日本人の国際結婚や離婚の増加に伴い、海をまたいだ子の親権トラブルが増えている。日本は、解決を進める国際的枠組み「ハーグ条約」に調印しておらず、子を“連れ去られる”例が多発するカナダや米国から批判が出ている。 (草間俊介)

 「離婚後、父親の同意なく、子どもを日本に連れ去る日本人の母親が多い。日本はこれ以上、孤立するべきではない

 先月、東京の在日カナダ大使館で開かれた「国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約」シンポジウムで、ハーグ国際私法会議常設事務局のウィリアム・ダンカン次長がこう訴え、日本の条約批准を促した。

 一九八〇年にスタートした同条約は「親と子の面会は基本的人権」という考えに基づいている。現在、欧米を中心に約八十カ国が調印。国際結婚の夫婦が離婚し、一方の親が無断で子を国外へ連れ出した場合など、条約に基づき話し合いによる自主的な帰国や、裁判所の命令による帰国などの対処がとられる。この条約により、毎年約千三百件が解決に至っている。

 一方、日本や韓国、中国、フィリピンなど、ほとんどのアジア諸国が条約に調印していない。関係者は「日本人男性と中国人・フィリピン人女性の結婚は急増しており、今後、親権トラブルは増える」と不安視する。

 実際、中国人と結婚した日本人男性から「妻が無断で子を連れて中国へ帰ってしまった。子を連れ戻したい」という多数の相談が外務省などに寄せられている。解決は難しく、男性が日本で訴訟を起こしても、妻子が国外では実効性は期待できない。さらに両国間に親権をめぐる取り決めがなく、日本政府が乗り出したとしても解決策がないのが現状だ。

     ◇

 「日本も早くハーグ条約に調印してほしい」。カナダ在住の日本人女性(50)は、日本人の元夫と、子との面会権で争っている。カナダで生まれた子は、カナダと日本の二重国籍。

 元夫は、女性に無断で子を連れて日本に帰国。女性は子との面会権を求め、カナダで裁判を起こし勝訴した。しかし、日本にいる父子には実効性はなく、日本で家庭裁判所に審判を申し立てた。カナダでの判決を持ち出したが「審判官は『ここはカナダではない』と退けた」と悔しがる。

 カナダ側によると、日本・カナダ間には約四十件の親権争いがある。ほとんどは日本人女性が子を連れて日本へ帰ったもの。国別件数で日本はワーストワンだ。

 二〇〇六年、当時の小泉首相がカナダを訪問した際、問題解決を促すカナダのハーパー首相に対し、小泉首相は「協力できることがあれば協力したい」と約束した。しかし、その後も日本政府が関与した解決は一件もないという。また、シンポジウムに出席した米国務省担当者によると、米国・日本間でも約四十件の争いがある。

 対して、日本の外務省は「重要な条約と認識しており、批准について優先的に検討している」。しかし「文化的な違い」(米国関係者)がネックになる。日本では離婚で親権がなくなった親に子との面会権が制限されている場合も多い。日本が条約を批准するには国内法の整備が必要になる。

<日本人の国際結婚> 厚生労働省の資料によると、2006年の国際結婚件数は4万4701組(総婚姻数の6.5%)。1990年の2万5626組からほぼ倍増し、日本人男性と中国人女性、フィリピン人女性との結婚が著しく増えている。2006年は国際結婚の夫婦に約2万3500人の子が生まれている。

中日新聞 2008年4月20日

国際離婚 - 子供の問題で日本は協力を

国際離婚 - 子供の問題で日本は協力を
米保健福祉省長官 トミー・トンプソン

 異なる国籍の両親から生まれた子供たちは、双方の文化をつなぐ真の懸け橋だ。その相互理解を促進する力は、どんな職業外交官や政治家もかなわない。94 年の国際家族年から10年。人と国をつなぐシンボルでもあるこうした子供たちに改めて注目したい。

グローバリゼーションの進展により、歴史的に国内法の領域であった家族法も、時代の変化に応じた国際化を迫られている。安全保障や経済分野のみならず、家族や子供をめぐる難題でも、各国は解決に向けて協力する必要がある。

 両親が離婚したような場合、国境をまたいだ子供の奪い合いと養育費の未払いは深刻な問題で、著しく増加している。ひとつの国のなかで起きても難しい問題なので、国際的な場合は困難を極める。こうした家族を守るためには、国際協力が欠かせない。

 一方の親が強引に子供を自宅から連れ出したり、相手と子供との接触を阻んだりすることは子供の奪取とみなされる。80年に締結さ れ74カ国で効力を持つ「子供の奪取に関するハーグ条約」は、国を越えて我が子を取り戻そう、我が子との面会を果たそうとする時、 重要なよりどころとなる。

 米国はこの条約に加わったのみならず、連れ去りを防ぐための関連法規も整備 してきた。14歳未満の子供のパスポート取得に双方の親の同意を必要とする措置は、その一例だ。

 養育費の問題は私が長官を務める保健福祉省が主管庁であり、各種の法律で厳 しく監視している。例えば、養育費を払わない親にはパスポートを発給しな い。裁判所が定めた扶養義務を親権を持たない親に履行させるのに、かなりの成果をあげている。

 また、養育費にかかわる二国間協定も進めている。米国は相手国の親権を持つ親のために、米国に住むも う一方の親から養育費を集める。協定国は同様の措置を、米国の親権者に対して行うというものだ。

 ハーグ国際私法会議では養育費問題に関する新条約を協議中で、米国も日本も参加している。日本の関与は喜ばしいのだが、条約への署名は予定していないと知り、落胆している。

 主要7カ国のうち日本だけが「子供の奪取に関する条約」に未署名だ。未成年者のパスポート取得に、両親双方の正式な署名を義務づけてもいない。二国間協定もどの国とも結んでいな い。残念ながら日本の行政当局は、親権や養育費についての裁判所命令を強制的に執行できないようだ。他国の裁判所命令となれば、 なおさらのことだろう。

 家族の問題で法的な国際協力を進めるために、各国の法体系を一致させるべきだと主張しているのではな い。法体制というものは、 その国の大切な価値観を反映しているからだ。ただ、 経済分野での国際競争やテロ対策における国際協力のために国内法を調整することがあるように、国際的な子供の奪い合いや養育費問題で、家族法は有効に機能しなくてはならない。

 米国政府は海外に住む米国市民の福祉を守る必要があり、とりわけ子供には重大な責任を負っている。関係する政府の後押しのも と、双方の親から経済的、 精神的な支援を受けていく ことが、子供の幸福に通じると確信する。子供の奪い合いや養育費の確保問題で米国をはじめ他の国々と法的な協力ができるよう、日本が必要な措置を講じることを強く期待したい。


米大使館
2004年3月22日付朝日新聞朝刊10面「私の視点」に掲載された寄稿


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アメリカ国務省の取り組み 2007

近年、国際結婚の破たんに伴い、両親が子どもの親権を争った結果、一方の親が他方の親に無断で子どもを国外に連れ出してしまう「国際的な親による子の奪取」の事例が世界中で増えている。このような出来事は子どもにとっても親にとっても悲劇である。米国国務省は、子どもを不当に奪取された米国人の親を支援するために専門の部署を設け、この問題に積極的に取り組んできた。「国際的な親による子の奪取」の問題と、それに対する国務省の取り組みについて、ミシェル・ボンド国務次官補代理(海外市民サービス担当)に詳しく説明してもらった。
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問:国際的な親による子の奪取とはどのような問題ですか。子を連れ去る者が親である場合、どうしてそれを「奪取」と見なすことができるのですか。
答:親による子の奪取は、それに巻き込まれた子にとっても、残された親にとっても悲劇です。国際的な親による子の奪取は、一方の親が、他方の親から子に接触する正当な権利を奪う意図で、国境を越えて子を連れ去る場合に発生します。米国では、離婚しても、それぞれの親と子との関係および接触は続けられるべきだと考えられています。

 多くの場合、子どもを不当に連れ去られて後に残された親がその子どもを見つけ出して、奪取した親やその子どもと再び連絡を取り合うためには、気の遠くなるような努力をしなければなりません。子どもが国境を越えて奪取されると、すべての関係者が大変な思いをすることになります。

 たとえ子どもを連れ去った者が親であったとしても、もう一方の親から、親子の関係と、法律で定められた親としての権利を奪おうとすることは、残された親の法的権利という点だけでなく、子どもが自分の親と関係を持つ権利を拒否されるという点からいっても、間違っています。米国のこのような文化的規範は、連邦およびほとんどの州の刑法で認められており、国際的な親による子の奪取は犯罪と見なされています。さらに、親と子がその関係を維持する権利は、「国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約」を含む国際協定の基礎を成すものです。

問:米国国務省は、国際的な子の奪取の事例にどのように対処していますか。
答: まず、可能な場合には奪取の防止を試みます。国務省の児童課子どもの奪取対策係(Office of Children’s Issues, Prevention Unit) は、国際的な子の奪取という脅威について親を教育し、そのような脅威から米国の子どもたちを守るために、親と協力しています。領事局のウェブサイト(www.travel.state.gov ) に掲載されている対策には、親のための注意事項、親権命令の重要性、親の同意に関する規則を含む未成年の子どもの旅券取得条件、子どもの旅券発給警告プログラム(Children’s Passport Issuance Alert Program: CPIAP) に関する情報などがあります。CPIAP は、未成年の子どもに米国の旅券が発給される前に、児童課が、親または裁判所が定めた法定後見人に旅券を発行することを知らせるものです。このプログラムに子どもの名前を登録するためには、親または後見人が文書で、児童課に申請する必要があります。

 国務省の、ひいては児童課の最優先事項は、米国市民である子どもの福祉を守ることです。最も弱い立場にある米国市民を保護するために、国務省は米国大使館・領事館を通じて、奪取された子どもを訪問して、その生活状態を調べます。また、外国政府に対し虐待やネグレクト(育児放棄)の懸念を提起し、奪取された子を親権を持つ親の元に返すために合法的で適切なあらゆる手段を取ります。子どもを連れ去る親は、残された親に自分たちの居場所を教えない可能性があるため、こうした訪問を実施するには、多くの場合、連れ去られた子どもが居住する国の政府の支援が必要になります。

 国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約が適用される場合には、米国における同条約の中央当局(Central Authority) である児童課が親を手助けして、子どもが居住する国の中央当局に子の返還・面会請求を申請します。

 日本のようなハーグ条約非加盟国の場合には、児童課は、子どもを奪取した者を米国法により刑事告発するなど、その他の選択肢があることを、残された親に助言しています。国務省はまた、米国市民ではない奪取者と奪取を助けた者を米国査証不適格者とします。また、米国大使館と領事館の担当者は、子どもが居住する国政府の担当者と交渉して、奪取された子どもの返還を強く求めます。

 必要な場合には、当事者間での話し合いの場を設けるよう努めます。話し合いを通じて非公式な解決または和解に向けた交渉が行われ、両者が合意に至って、残された親が時々子どもに面会することが可能になる場合があります。これらの和解は、事態の全面的な解決にはならないかもしれませんが、ほとんどの親は、時々子に会えることの方が、完全に切り離されるよりもはるかにましだと考えています。

刑事告発、国際刑事警察機構への通報、奪取者を米国査証不適格者とする、といった手段は、子を連れ去った親の移動を制限し、問題解決のための交渉に応じるよう圧力をかけるものです。

問:1年間に、国際的な親による子の奪取の事例はどのくらい発生していますか。解決に至るのは何件ぐらいですか。
答:過去12 カ月(2006 年10 月から2007 年10月まで)で、児童課は、世界各地で発生した、およそ750 人の子どもにかかわる550 件以上の事例について調査を開始しました。また、241人の子どもにかかわる185 件の事例を解決しましたが、それらの多くは1年以上も未解決のままでした。

問:解決には、どのような手段が用いられますか。
答:大多数は、国際的な親による子の奪取に関するハーグ条約の規定に基づいて解決されます。ハーグ条約が適用されない場合は、話し合いと法的(民事および刑事の両方)救済手段、査証受給の不適格条件の適用、子どもが居住する国の政府との協力などの手段を組み合わせます。ハーグ条約が適用される場合と異なり、幸せな結末をもたらす特定の解決法はありません。残された親とその支援者がかなりの創造力を働かせる必要がある場合が多くなっています。

問:日本とはどのような状況にありますか。
答:これまでのところ、日本での親による子の奪取については、ほとんどの場合、両国が協力して解決策を見出すことができない状況にあります。日本は米国の重要なパートナーであり友人ですから、これは特に大きな問題です。

 残された親は、日本へ連れ去られた子どもを探し出そうとしますが、これはもどかしい作業であり、時には無駄に終わることもあります。日本と米国では、文化的に、離婚と子育ての問題に対する考え方が大きく異なります。日本の刑法は、親による子の奪取を犯罪と見なしていません。日本の個人情報保護法は、奪取された子の捜索を妨げる可能性があります。私たちが知る限りでは、日本で解決に至った案件はこれまでに3件しかありません。これは、国務省の支援を受けて、親同士の間で非公式に解決されたものです。

 日本のハーグ条約への加盟でも、残された親が自分の子どもの情報を探すことを支援するその他の措置でも、方法はどちらでも構わないので、この重要な問題に関して日米関係が向上することを私たちは強く望んでいます。

問:国務省は、日本から米国へ子どもが連れ去られた場合に何らかの措置を取りますか。
答:米国内の関係機関と協力して、日本に残された親を支援することになると思いますが、私たちが知る限りでは、日本から米国へ子供が連れ去られた事例はありません。日本がハーグ条約に加盟すれば、日本から米国へ子どもが連れ去られた場合に、その解決に向け両国が協力するための法的基盤を提供することになると思います。

問:子どもを連れ去った親が米国に戻る、あるいはハーグ条約加盟国に移動した場合、その親は逮捕される可能性がありますか。
答:ハーグ条約は、民事上の救済措置に関する協定です。子どもを連れ去った親の逮捕に関する規定はありません。条約の目的は、子どもが違法に連れ去られる前に居住していた国の法廷で親権問題を解決するための管轄権を守ることにあります。私たちの経験では、ハーグ条約に基づく活発な協力関係を築くことで、刑事訴訟は増えるのではなく、逆に減少します。それは、この条約が自分たちのために機能してくれると親たちが認識しているからです。

 実際に、未決の刑事訴訟があると、ハーグ条約が適用される事例の解決を妨げる可能性があります。しかし、米国に残された親は、子どもがハーグ条約加盟国へ連れ去られた場合でも、刑事上の救済措置を求めることができます。ただし、私たちは親に、刑事訴訟の令状が、ハーグ条約に基づく子どもの返還に悪影響を及ぼすかもしれないと警告しています。

問:日本政府は、ハーグ条約に署名しない理由を何と言っていますか。なぜ米国は、日本がこの条約に署名すべきであると考えますか。現在、日米政府間でこの問題に関して交渉が行われていますか。
答:ハーグ条約に関する度重なる話し合いの中で、日本は、離婚と子育ての問題に関して、日本と米国の間には、大きな文化的違いがあることに言及しています。米国は日本の文化に深い敬意を払う一方で、ハーグ条約が、これらの困難で悲劇的な状況に関係するすべての当事者にとって公平かつ正当な方法で、文化的・法的違いを解決するための仕組みを提供するものと信じています。

 私たちは日本政府の担当者に、国際的な親による子の奪取についての懸念を表明しており、今後も機会あるごとに繰り返し表明していくでしょう。これは、米国国民にとっても、また米国連邦議会にとっても重要な問題です。この問題について日本とより良い関係を築くために絶えず努力することが、残された親に対する私たちの責任であると考えています。
kodomo

問:日本では離婚すると、たとえ両親ともに日本人であっても、多くの場合、父親には子どもとの面会権が与えられません。これは文化的見解の違いではないでしょうか。面会はなぜ重要なのですか。
答:私たちは、文化的見解の違いがあることを認識し、これを尊重しています。そのような違いがある場合、両方の親にとって公平な解決策を見つけるために、自国の国民を支援することは、友好国であり、同盟国でもある両国政府の役割です。現状が一方の親に極めて有利で、結果として常にもう一方の親を全く考慮しない結果になってしまう場合、どう見ても公正とは言えません。

 面会がなぜ重要なのかを説明することは、親がなぜ子どもを愛するのかを説明しようとすることと同じです。面会は、親権のない親に親子関係を育む機会を与えるために重要なのです。子どもたちは、成長して、責任ある成人となるために、親を自分の行動の手本とし、親に指導を求め、親によって育ててもらいます。確かに、米国では、面会の法的側面は重要であり、法治国家はこれを尊重すべきとされています。しかし、残された親にとっては、このような悲劇的な状況に伴う苦悩と不安の方が重要です。世界の多くの国は、親による子どもへの接触と面会を基本的人権と見なしています。

 私たちは、家族法や文化が米国とは大きく異なる他の国々ともうまく協力しています。しかし、国が違っても変わらないのは、子どもに対する親の生涯変わらぬ愛であり、子どもが自分の両親が誰であるかを知り、両親を愛する必要がある、という点です。

問:日本へ子どもを連れ去るのは母親と父親とどちらが多いですか。日本人の多くは子どもは母親といる方が良いと考えています。米国ではどう考えますか。
答:日本が関係する事例では、子どもを連れ去る親は、ほぼすべて日本人の母親です。国を代表して話すことは差し控えますが、米国人の多くは、子どもの人生において、両親がそれぞれの役割を果たすことが、子どもにとって最も良いことであると考えています。米国の法律は、民事法も刑事法も、その確固たる信念を反映しています。


【AMERICAN VIEW - FALL 2007】アメリカ大使館

カナダ大使館セミナー 2005

「国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約」について

マッケンジー・クラグストン臨時代理大使 カナダ大使館
2005年12月3日 於:カナダ大使館

カナダ大使館は、在京領事・総務関係者団体(TCAC)主催によるこの重要なセミナーに参加できましたことを嬉しく思います。これは、TCACがNGO、学術研究者、法律家、一般市民の方々など広範囲にわたる参加者を迎えてフォーラムを開き、国際的な子の奪取の問題について討議するために一同に会する初めての機会であると伺っております。

グローバル化が進む中、親による子の奪取の問題はますます増加し、困難な問題になっています。法定監護権を侵害した親による子の奪取は、子と親の両方を犠牲にする、ますます増加する深刻な問題であり、国際的な注目と対応が求められています。

カナダはこうした問題に対処する国際的な活動で先導的な役割を果たしています。1976年、ハーグ国際私法会議で「国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約」締結に到る交渉を開始するというカナダの提案が受諾されました。カナダは同条約に批准した最初の4カ国の一つであり、その後75ヵ国がこの条約を批准しています。

カナダ外務省は現在、世界各地で900件以上の未解決事例と取組んでいます。日本では、カナダ大使館が現在、21件の子の奪取、子の監護、その他これに関連した家庭内の深刻な問題などに対処しています。1997年以降、カナダ大使館及びカナダ外務省は57件以上の子の奪取及び監護の事例に対処してきました。これは日加関係において重要性を増している問題です。

多くの事例は「国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約」に規定された手続きにより解決されています。こうした事例では、当該国の中央当局を通して、常居所地国への子の返還を求める申請が出されます。ハーグ条約には、常居所地国において、子供にとって最良の決定がなされるように図る、具体的で非常に効果的な民事手続が提示されていることがわかりました。残念ながら、日本は同条約に調印しておりません。

ハーグ条約の加盟国ではない国に子供が奪取される場合、カナダ政府は子供をカナダへ返還してもらうために最適な方法を取るために、子を奪取された親と密接に連携を図ります。多くの場合、相手国の担当官の援助により、又は奪取している親と直接連絡を取りながら行います。残念ながら、日本では現在、国際的な奪取の事例を取り扱う制度がないため、親による奪取の問題を解決することは非常に困難であることが判明してきました。カナダは、日本人の親、カナダ人の親、そして最も重要なことは、こうした悲劇的な状況の犠牲になっている子供の権利を守るための解決策を作り出すために、積極的に日本と協力したいと思っています。また、私達は日本のハーグ条約加盟を真に奨励し、支持したいと考えます。

Check against delivery (注:実際の演説と内容が異なることがあります。)

カナダ大使館広報

国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約
マウラ・ハーティー米国国務次官補(領事業務担当)

2005年12月3日 於在日カナダ大使館

(草稿)

 米国大使館は、国際的な子の奪取に関するセミナーに参加することができ、うれしく思います。また、セミナー開催にあたり、在京領事・総務関係者団体およびカナダ大使館のご尽力に感謝いたします。この重要な議題を討議するために、日本政府、非政府組織、領事、一般市民の方々の代表が一堂に会することは大変貴重なことです。

 国際的な親による子の奪取は悲劇であり、このセミナーに21カ国を超える参加があることからも分かるように、世界中の国で増加している問題です。米国はこの問題に対して長年取り組んできました。1994年、国務省は子どもを不当に奪取された米国人の親を支援するために子どもの問題に対応する部署を設けました。国際結婚や離婚の増加により、子の奪取は増加し続けています。奪取または米国外に不当に監護された子どもの米国への返還を望む、年平均約1100の家族に対応しています。

 子どもの親権問題を公平かつ平等に解決する最も良い方法は、国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約です。同条約加盟各国は、ある加盟国に居住している子どもが、親権者の権利を侵害する形で別の加盟国に連れていかれた場合、もしくはその国で監護されている場合、子どもを速やかに元の居住国に戻すことで合意しています。韓国と日本を除くOECD加盟国を含む75カ国がハーグ条約に加盟しています。

 現在国務省が対処している子の奪取事例で、東アジア諸国の中で日本が最多の件数となっています。子どもがハーグ条約非加盟国に奪取された場合、米国政府は、子どもが元の居住国に戻れることを確保し、残された親や相手国政府担当者と緊密に協力します。残念ながら、日本では子どもの奪取問題を解決するための仕組みがありません。実際、親による子どもの誘拐は犯罪とは見なされないのです。

 子どもを奪われた親にとっては、わが子に関するいかなる情報も貴重なものです。したがって、領事が奪取された子どもと面会することは非常に重要です。しかし、残念ながら日本では子どもを奪取、または不当に監護している親を説得し、領事が子どもと面会をする許可を得るのは困難であるといえます。

 米国は引き続き、子どもの親権をめぐる争いについての問題解決法を決定するひとつの仕組みとして、国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約への日本の加盟を強く促します。またわれわれは、領事関連ウィーン条約と日米2国間領事条約は、領事が米国籍の子どもの権利を守るよう規定していることにも言及します。日本がこれらの条約に加盟することにより、米国の領事が不当に奪取された米国籍の子どもとの面接許可を確実に得られるよう日本が支援することを望んでいます。

アメリカ大使館

日本は親による子の連れ去り天国

「日本は親による子の連れ去り天国」

テーマ:国際問題化する面接交渉

ムレィ・ウッドの二人の子どもたちは重病の祖父を見舞うため、二、三週間の滞在の予定で、彼の日本人元妻と伴にカナダから日本へ向けて旅立った。 しかし、彼の子どもたちは、未だに戻ってこない。 日本で、母親の手元にいるのだ。

そのとき以来、ウッドは日本で親権争いをしている。その中で、彼の元妻の行為は1980年国際間の子の奪取に関する民事面でのハーグ国際条約違反だと主張している。

ハーグ国際条約にはもう一方の親の承諾なしに、片方の親により加盟国から連れ去られたり、そのまま保持されている子どもたちは速やかにもとの居住国に返還されねばならないとある。また、親権は元の居住国で解決されることについても規定してある。

現在、カナダ、アメリカ、イギリス、中国を含め75カ国が加盟国である。 しかし日本はそうではない。

ウッドは2004年の2月、カナダのブリティッシュコロンビアの最高裁判所から子どもたちの単独親権を与えられた。彼は子どもたちが病気の祖父を見舞うために日本に行くことを2004年12月9日までに子どもたちがカナダに帰国する裁判所命令を得た上で、同意をした。

しかし彼らが戻ってこなかったときウッドは元妻のアパートを訪ねてみて、そこが空っぽで、しかも電話の契約が切れていることを知ったのだという。

昨年の2月、ウッドは埼玉地方裁判所に子どもたちの人身保護命令を求めた。しかし、その数ヵ月後、妻は埼玉家庭裁判所に子の親権を求める訴えを起こしたのだ。 地裁、その後、最高裁判所はウッドの訴えを退けた。

カナダ最高裁判所のウッドへの親権決定にもかかわらず、家裁、後に東京高等裁判所は子どもたちは彼らの希望に沿って日本にいるのであり、彼らの意思に反して決定はなされないとして、元妻に子どもたちの親権を与えたのだった。

ウッドは最高裁判所に親権決定の無効を求め上訴した。 「(日本の)家裁は根本的に欠陥があると思います。」彼はこう話す、「裁判所が子どもにとってもっとも望ましいのはひとつの家族であって、(離婚後の)二つの家族という形で、子どもを混乱させるのは良くないと考えています。これは根本的に間違っています。」

2005年12月の初め、東京カナダ大使館で国際間の子の連れ去りとハーグ条約についてのシンポジウムを開催した。そこでは、外交官、法律専門家、ウッドを含む子どもと引き裂かれた外国人親が、彼らの体験とこの問題について話し合った。

パネリストの一人、沖縄で活躍するアメリカ人弁護士アネット・マリー・エディーキャラゲインは、日本が子の連れ去りの「天国」になっていると批判した。 「子どもが日本に連れ去れると、日本はハーグ条約の批准国でないので、子どもたちを連れ戻すのはほとんど不可能といっていいでしょう。」と彼女は言う。 また、「親による連れ去りは愛からの行為ではありません。」と語気を強める。「(世界中で)80%の親による連れ去りは復讐心によるものです。そして子どもが復讐の手先として使われるのです。」

カナダ大使館は(2005年)現在、21件の子の連れ去り事件を扱っており、イギリス大使館は5件、アメリカ大使館は、20人の子どもたちが日本へ連れ去られたことを確認しているという。

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